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北関東自動車道 笠間西IC-友部IC間 開通記念
「北関東自動車道 笠間西IC-友部IC区間 開通記念イベント」
開催日
2007.11.10
供用日 2007.11.14
開通区間 北関東自動車道 笠間西IC-友部IC
 開催場所 茨城県笠間市福原 北関東自動車道 笠間西インターチェンジ
 イベント名称 北関東自動車道 笠間西IC-友部IC区間 開通記念イベント
内容 開通記念ウォーキング 全長10km(片道5km)
開通記念フェスタ(子供フェスティバル、地域物産展、観光PR、ステージアトラクション)・作業車両の展示・移動水族館など
 2007年11月10日
北関東道 笠間西IC-友部IC間の開通記念イベント、
「北関東自動車道 笠間西IC-友部IC区間開通イベント」
が開催されました。

北関東道(北関東自動車道)は、
群馬県高崎市の高崎JCTから、途中東北道の一部を経由し茨城県
ひたちなか市を結ぶ計画となっている、総延長約150kmの高速道路。

全線開通すると、群馬県・栃木県・茨城県の北関東3県が結ばれます。
地域間の移動時間短縮や、地域間連携強化や物流効率の向上など…、
地域経済・産業の発展に寄与されるものと期待が高まっています。

今回開通するのは、笠間西IC-友部IC間の9.1km。
先ずは常磐自動車道と東北自動車道の早期接続を目指し、整備が
進められています。 

当日は生憎の雨となりましたが、イベントそのものは雨天決行。
祭事や高速道路ウォーキングを楽しむことができました。
笠間西インターチェンジ 連絡路
来場者が続々と会場へ向かう…。 笠間西インターチェンジ 料金所
会場入口となる笠間西インターチェンジ料金所。
雨にも関わらず、来場者が続々と料金所を通過していきます。
笠間西料金所は、入口2レーン、出口2レーンの全4レーン。
ガントリーの情報板には、「11月14日開通 笠間西IC-友部IC」と
開通日の予告する項目内容が点灯されていました。
車限令標識 ETC専用レーン案内  左ハンドル車向け発券機案内 自動車専用標識
入口に設置されている案内標識類。
車限令標識には、東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社岩槻道路管制センターの所管である旨が記載されています。
料金所のレーン運用は、ETCは左レーン、一般は右レーンとなるようです。
料金所横の石碑  料金所横の笠間の菊
料金所横にある「笠間西」と彫られた、丸く大きな石碑が目を引きます。
今後長きに渡って、この笠間西ICを飾るシンボルとなることでしょう…。
さらに料金所横には、色鮮やかな沢山の「菊」の花鉢もお目見え。
ここ笠間にある稲荷神社では、毎年10月中旬~11月下旬にかけて「笠間菊まつり」が開催され、毎年約11万鉢もの菊の花々が咲き誇るそうです。
明治41年より続く恒例行事。当ICでも活気的なPRが行われていました。
料金所収受員ボックス(一般レーン) 通行券自動発券機など
料金所収受ボックス。「東日本高速道路(NEXCO東日本)」のロゴマークが目立ちます。コーポレートカラーである「緑色」もしっかりアクセントとして取り込まれてているのが特徴です。 料金所には、通行券の自動発券機やインターフォン、ETC設備などが用意されています。

今回はシャトルバスや関係車両が多数行き来しており、料金所関連の設備については、ゆっくりと観察することができませんでした。
入口料金所先のランプ 本線方面へのランプ分岐部
料金所を通過し、本線に続くランプへ…。

大きく左にカーブしています。車両の走行性を確保するため、緩いバンク(傾斜)が施されていることがわかります。
本線方面へのランプ分岐部。
左側が、今回開通する友部IC・常磐道方面へのONランプです。

右側は、桜川筑西IC・東北道方面のへのONランプとなる予定ですが、
引続き未開通となるため閉鎖されます。標識類も掲げられていません。
こちらも早期開通に向けて、工事が進められているそうです。
分岐案内標識(友部方面ONランプ) 分岐案内補助標識 友部方面のONランプ 本線合流付近
友部方面の案内標識。表記は「常磐道 東京 いわき」というもので、この先の友部JCTで接続する常磐道を意識した内容となっています。
北関東道の友部JCT以東の水戸南IC方面の表記については、「水戸 大洗」と、別途補助標識を設けて案内をしています。
このほか、補助標識には既に東北道方面延伸時用に「桜川筑西」の表記が既に用意されており、白いマスクシートで隠されていました。 
 
ステージアトラクション・物産展 「アクアマリンふくしま」の移動水族館
本線上ではステージアトラクションや物産展が開催。中でも「アクアマリンふくしま」からの移動水族館が子供や家族連れに人気のようでした。
北関東道整備により、地元の方にとっては「アクアまりんふくしま(福島県いわき市)」へのアクセスも、従前以上に容易になるものと思われます。
紫色のキロポスト(距離標) 本線上のウォーキングコース
北関東自動車道特有の、紫色を基調としたキロポスト(距離標)。
通常、高速道路の距離標は案内標識同様、緑色基調が殆どですが、
北関東道は全線において、写真のような紫色基調のものとなっています。
ステージアトラクション・物産展コーナーの先へと進んでいくと・・・。
いよいよ、本線らしい景色が見えてきました!
真新しいガードレールと舗装路面 可変式速度規制標識 150kmキロポスト(距離標)
まだ車が通らない道路の、真新しいガードレールと舗装路面。
当日は生憎の雨天でしたが、路面は水捌けもよく歩きやすく感じました。

可変式速度規制標識も「80始点」表示が点灯。雰囲気もバッチリです!
150kmのキロポスト標識、栃木都賀JCTから50kmの地点となります。

北関東道のキロポストは、起点の高崎JCTからカウントしていきますが、途中、東北道の重複区間(岩舟JC~栃木都賀JC間)が存在するため、栃木都賀JC以東は100kpからカウントすることで識別化を図っているそうです。
本線(下り線 友部IC方面) 投雪禁止区域指定表示板
ウォーキングは下り線の本線を歩いていきます…。路肩もゆったりと広い印象を受けました。
路肩には、正方形と十字の記号のような標識が掲げられています。

これは「投雪禁止区域指定表示板」と称されるもので、雪氷作業において路外へ投雪排除してよい区間・禁止されている区間を明示しています。

沿線に民家が建物が隣接していたり、直下に道路・鉄道等が交差している区間への投雪は、人や物・往来への危険が伴うため、ロータリー除雪車はこの表示に従いながら除雪作業を進めていくそうです。

道路を利用する側としては意識する必要はありませんが、
降雪路線においては、沿線周囲の安全にも配慮した重要な表示です。
投雪禁止区域(始点)表示 投雪禁止区域(終点)表示 
非常電話 非常電話誘導標識 
事故や故障等のトラブル時、道路管理者へ通報するための非常電話。
明かり部本線上は、概ね1kmピッチの間隔で設置されています。
受話器を上げると、路線を管理する「道路管制センター」へ繋がります。
非常電話の前方・後方300mの場所には、直近の非常電話の位置を案内する表示板も掲げられています。
兵道内高架橋 (150.9kp付近) 高架橋のジョイント 「横風注意」の警戒標識
本線は盛土部から橋梁部へ…。銘板には「兵道内高架橋 (2002年日本道路公団 建造)」と記されていました。
現在では、高速道路3社へ分割民営化されましたが、当時より少しずつ工事が進められてきていたことがわかります。
普段はゆっくりと見ることのできない、橋梁のつなぎ目(ジョイント)などもゆっくりと観察することができました。
151.2kp付近 下り線 距離案内標識
距離案内標識が見えてきます。内容は「友部IC 8km 友部JCT 11km ひたちなか市街 42km」という表記のものでした。
普段は一瞬で通り過ぎてしまう案内標識も、ウォーキングイベントでは間近でゆっくりと観察できるのは本当に嬉しい限りです…。
切土部と跨道橋 「動物の飛び出すおそれあり」の警戒標識
切土部と一般道の跨道橋。のり面は緑化されていたり、モルタルやアンカーが打設されていたり…。場所によって様々な工法が用いられていました。
斜面からは野生動物が侵入する可能性もあることから、「動物注意」の警戒標識も設置されています。
可変式速度規制標識と本線 「上り勾配あり」の警戒標識
可変式速度規制標識。こちらも80km規制の表示が点灯していました。
随分と歩いた気になりましたが、まだまだ折り返し地点は見えません…。 
ここから3%の上り勾配。上り勾配といえ、緩やかに伸びる上り坂の姿は、さすが高速走行を想定した、ここ近年の高速道路だなと感じました。
153kp付近 (ウォーキングコース3km地点) VICS情報提供アンテナ
ウォーキングのスタート地点から3km地点に到達!「3km」のイベント用の看板が153kpのキロポスト標に貼付られていました。 途中には、VICS交通情報提供設備の配信アンテナがありました。
対応カーナビを搭載して通過すると、交通情報等が表示されるものです。
153.5kp付近 本線沿いの側道
本線に沿って側道が並行しているのが見えます。こちらも真新しいので、高速道路建設に併せて整備されたものと思われます。
南指原川橋 (154kp付近)
長い上り坂の先は、再び橋梁部となります。銘板には「南指原川橋 (2005年東日本高速道路)」と記されていました。
前述の「兵道内高架橋」と異なり、日本民営化後に施工されたもののようです。よく見ると橋のジョイント部分の構造も違うことがわかります。
ウォーキングコースは、この南指原川橋付近で154kp(4km地点)に到達。折り返し地点まであと1kmの場所までたどり着きました。
154.3kp付近  154.7kp付近
トンネルが見えてきた トンネル(D型)情報板
トンネルが見えてきました!
少し手前には、トンネル内の事象をドライバーに伝えるための情報板(D型)も備わっていますが、開通前なのでまだ「試験中」です。
155kp地点 (ウォーキングコース折り返し) 唐桶山トンネル 坑口
トンネルの名称は「唐桶山(からおけやま)トンネル」。長さ1060mの山岳トンネルです。
本線は唐桶山トンネル入口付近で155kp地点に到達。今回のウォーキングコースの折り返し地点となります。
トンネル名称標識 唐桶山トンネル内 追突注意 車間距離を十分に トンネル坑口の送水口
係員の方の承諾を得て、トンネル内の写真を撮らせていただきました。トンネル照明設備も点灯しており、あとは開通を待つのみ!
トンネル内ではAMラジオが聴取できるほか、送水口や消火栓等、非常用の設備も万全に備わっていました。
折り返して笠間西インターチェンジへ戻ります。 笠間西インターチェンジ 2km案内標識
唐桶山トンネル付近で折り返し。再びメイン会場の笠間西インターチェンジへ歩いて戻ります。
中央分離帯の防眩板 
中央分離帯には、反対車線を走る走行車両のライトの眩しさを軽減させるため、「防眩板」が付いています。
金属板のものをはじめ、パンチングメタル(金網)型、植栽の蔦が育ちやすいよう、分厚い不織布のような素材でできているもの等…
設置場所や情況に応じて、様々な素材や形状のものが使い分けられていました。
笠間西インターチェンジ 1.3km案内標識 
笠間西ICまで1.3km。距離が中途半端なのは丁度1kmとなる地点が橋梁部分と重なるためでしょうか…、少し手前に標識が設置されていました。
方面には「桜川(市)」の表記。桜川市街へは、本IC下車して国道50号を経由して向かうことができます。
笠間西インターチェンジ 500m 終点案内標識 
現状の終点となるため、500m手前・行動点の案内標識は、「速度落とせ 終点」の暫定的な標識が用いられていました。
車線も少しずつ減少していきます。
開通予告を表示するA型情報板 笠間西 終点 速度落せ
A型情報板には、「11月14日開通 笠間西IC-友部IC」という内容の開通予告が点灯表示されていました。 
車線減少 分流部 案内標識
引き続き未開通となる本線の擦付け部分は、一般車両が誤進入しないように仮設のガードレールで車線を絞って塞がれます。
雨天の中ではありましたが往復10kmのウォーキング、楽しみながら無事に戻ってくることができました。
道路パトロールカー(巡回車) 高所作業車(リフトカー) 雪氷作業車両 NEXCO東日本 高速人CAR
ゴール地点では、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の車両展示コーナーが用意されており、
道路巡回車をはじめ、高所作業車や雪氷作業車、高速人CARの紹介・乗車体験ができました。
桜川筑西IC方面の様子 笠間西インターチェンジ交差点
笠間西インターチェンジ終点末端から、事業中の桜川筑西インターチェンジ方面の様子。
本線部分は既に路盤などの整備が進んでおり、完成はそう遠くない印象を受けました。
NEXCO東日本では、更なる延伸・全線開通を目指し、引き続き工事を進めていくそうです。

こうして約10kmの北関東自動車道ウォーキングをたっぷりと満喫し、会場を後にしました。

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