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 トップページ > 道路 > 高速道路 > E52中部横断自動車道(下り線) 新清水JCT~富沢IC

路線名称
中部横断自動車道
CHUBU-ODAN EXPWY


ナンバリング E52
路線延長
約132km(基本計画区間・事業中区間含む)
道路種別 高速自動車国道
起点・終点
(区間)
【起点】静岡県静岡市~【終点】長野県小諸市
(新清水JCT ~ 佐久小諸JCT)
道路管理者
(供用中区間)
新清水JCT~富沢IC ・ 六郷IC~双葉JCT
有料道路方式区間(NEXCO中日本)
佐久小諸JCT~八千穂高原IC ・ 六郷IC~下部温泉早川IC
新直轄方式区間(国土交通省)
路線
概要・特徴

・静岡県静岡市から山梨県を経由して長野県小諸市を結ぶ計画の高速自動車国道




E52新東名 清水連絡路(下り線)
新清水JCT付近


『新清水JCT 3.4km』
『[E1A 新東名] 名古屋 東京』
『清水いはら出口 1.8km』

今回は新東名・新清水JCTから中部横断道(下り線)富沢ICまでの区間を走行します。

取材当日の2019年03月10日は、中部横断自動車道「新清水JCT-富沢IC」及び「下部温泉早川IC-六郷IC」間の開通日。天候は生憎の雨となりましたが、工事関係者ならびに道路管理者様の不断の努力が実を結び、無事に開通を迎えました。

まずは東名・清水JCTより、新東名清水連絡路を経由して新清水JCT方面へ。清水連絡路上に設置されている図形案内標識も中部横断道の開通に備えた表示が準備されています。





『E52 中部横断道 新清水JCT-富沢IC・下部温泉早川IC-六郷IC 3月10日(日)16時30分開通』

開通告知の懸垂幕が掲げられています。



『新清水JCT 2.5km』
『[E1A 新東名] 名古屋 東京』
『清水いはら出口 900m』
 

こちらの図形案内標識も中部横断道方面の表示が準備されているようですが、開通直後のため、まだ隠されたままの状態となっていました。



『[9] 新清水JCT 1km』
『← [新東名] 名古屋 新静岡I.C』
『→ [E1A 新東名] 東 京 新清水I.C』

新清水JCT1km手前付近。
当日は開通準備に伴う走行車線規制を実施しており、渋滞が発生していました。



『標識工事を行っています』

清水連絡路3kp(清水いはらIC)付近。

車線規制は標識工事によるもの。おそらく開通区間の表示を反映させるための作業を行っていたものと思われます。



『[名古屋方面] 工事車線規制』
『[東京・甲府方面] 新清水JCT-富沢 渋滞1km』


開通時刻の16:30を過ぎ、中部横断道・甲府方面は開通直後の交通集中で渋滞中…。

ジャンクション情報板にも、新清水JCT-富沢間の渋滞情報がさっそく表示されていました。




『[9] 新清水JCT 600m』
『← [新東名] 名古屋 新静岡I.C』
『→ [E1A 新東名] 東京 新清水I.C』

案内標識上ではまだ隠されたままになっていますが、中部横断道・甲府方面は最初の分岐を東京方面へと進みます。
 [9] 新清水ジャンクション  




接続
JCT

◆[E1A] 新東名高速道路
 SHIN-TOMEI EXP

 名古屋 新静岡IC 方面
 Nagoya Shin-ShizuokaIC
 東京 新清水IC 方面
 Tokyo Shin-ShimizuIC

◆[E52] 中部横断自動車道
 CHUBU-ODAN EXP

 甲府 方面
 Kofu



『[9] 新清水JCT』
『← [新東名] 名古屋 新静岡I.C』
『→ [E1A 新東名] 東京 新清水I.C』


新清水JCTでは、新東名及び新東名清水連絡路と中部横断道が接続します。

清水連絡路から新東名 名古屋・新静岡IC方面は分岐を左方向、新東名 東京・新清水IC方面は右方向へ。


『[9] 新清水JCT』
『← [E1A新東名] 名古屋 新静岡I.C』
『→ [E1A新東名] 東京 新清水I.C』


中部横断道 甲府方面は、いったん右方向へ。
この先さらに分岐が続きます。




『400m先』
『← [E52 中部横断道]』
『↑ [E1A 新東名]』


清水連絡路から新東名東京方面と中部横断道方面へ向かうランプウェイ上には、未成のまま残された拡幅部の存在が確認できます。

これは当初、中部横断道と清水連絡路が本線で直結構造となる予定であった名残りの一部。

コスト削減等の理由により、ランプウェイを介して連絡する現行の構造に変更となったそうです。



『[9] 新清水JCT』
『← [E52中部横断道] 甲府』
『→ [E1A新東名] 東京』

『甲府方面 富沢ICからR52経由』

新清水JCT 2つめの分岐で新東名東京方面と中部横断道甲府方面に分かれます。

中部横断道は富沢ICより先は現在未開通。
甲府方面へは富沢から国道52号を経由することになります。



『[9] 新清水JCT』
『← [E52中部横断道] 甲府』
『→ [E1A新東名] 東京』

中部横断道・甲府方面は左方向、新東名東京方面は右方向へ。

今回は、開通直後の中部横断道・甲府方面へと進みます。







中部横断道富沢IC方面へと連なる車列。
開通時刻まで先頭固定規制を行っていたNEXCO中日本の巡回車も路肩で待機していました。



『横風注意』
『対面通行 100m先』


新東名方面からの流入ランプと合流。
合流部すぐに対面通行区間となります。

開通直後の交通集中と交互合流により、この日は大変混雑していました。



『E52 中部横断道』 
『対面通行』

中部横断道本線に流入。








『上り勾配 4.0% 速度注意』
『動物注意』



一部の中央分離帯には、対向車両の飛び出し事故防止として、ワイヤーロープ式防護柵が導入されています。



『[1] 富沢 19km』
『 甲府 91km』


今回の開通では次の富沢ICが終点となります。

富沢ICから先、下部温泉早川ICまでの区間は引き続き開通に向けて建設事業中。富沢ICの次は南部ICとなる予定で、マスキング処理で隠された標識板が既に準備されていました。







『長い下り坂 速度注意』
『下り勾配 4.0% 速度注意』



3kp地点。



『トンネル情報』

トンネル情報板等の設備の多くは、可能な限り路外に単柱方式で設置されていることがわかります。おそらくメンテナンス性や落下時のリスク低減を図っているものと思われます。



『両河内(りょうごうち)トンネル 長さ680m』
『トンネル情報』


両河内トンネル。トンネルの長さは680m。







『横風注意』



『ゆずり車線 540m先』




この付近で対向車線から富沢IC方より走行してきた開通先頭車両とすれ違いました。路線が行き交い始めた貴重な瞬間です。



『上り勾配 4.0% 速度注意』
『ゆずり車線』




一部の上り勾配区間には、ゆずり車線が設けられています。



『ゆずり車線』
『確認基点』



『予告信号』
『トンネル情報』
『車線数減少 200m先』


この先トンネルが連続する区間に入るため、ゆずり車線上に「トンネル用信号機(予告灯)」が設置されています。



『ゆずり車線 終り』

トンネル直前で「ゆずり車線」が終了します。




『葛沢(とずらざわ)トンネル 長さ2300m』
『トンネル用信号』

葛沢トンネル。トンネルの長さは2300m。

ここから山岳トンネルが連続する区間に入ります。坑口の直前には非常用として「トンネル用信号機」が設置されています。







トンネル内部には、一定間隔で青や紫色のライトアップが行われています。

これは「アクセント照明設備」と呼ばれるもので、単調な走行環境となるトンネル連続区間に色彩照明を取入れることで、ドライバーの漫然運転による事故を防止する役割を果たしています。

アクセント照明の色調には、「青色」の他、中部横断道のイメージカラーである「紫色」が採用されているそうです。







『湯沢(ゆざわ)トンネル 長さ:200m』
『トンネル情報』


湯沢トンネル。トンネルの長さは200m。







『樽峠(たるとうげ)トンネル 長さ:5000m』
『ハイウェイラジオ ここから』
『トンネル情報』

樽峠トンネル。
静岡県と山梨県の県境を結んでいます。

トンネルの長さは標識上では5000mと標記されていますが、実際の延長は4999m。今回の開通区間で最も長いトンネルとなります。

延長が5000m以上のトンネルとなった場合、道路法に基づき危険物積載車両の通行が制限されるところ、この樽峠トンネルは制限基準となるギリギリの長さ(4999m)に抑えることで危険物積載車両通行禁止規制を回避しているのが特徴です。



樽峠トンネル内では、ハイウェイラジオの聴取が可能。

5km近い長さのトンネルとなるため、火災時の排煙や空気循環を考慮したトンネル換気設備(ジェットファン)も備わっています。











<静岡県  山梨県>

樽峠トンネル内で静岡県静岡市から山梨県南部町へと入ります。

県境の境界部分には、壁面表示のほか、前述のアクセント照明によるライトアップが施されており、ユニークで利用者目線でもわかりやすいものとなっています。



















『南部町』
『横風注意』
『トンネル情報』


トンネル出口先に「南部町」のカントリーサインが設置されています。内容は絵柄の無いシンプルなものとなっています。



『石合(いしあい)トンネル 長さ:510m』
『トンネル情報』


石合トンネル。トンネルの長さは510m。







『横風注意』



『トンネル情報』



『森山(もりやま)トンネル 長さ:1730m』
『長い下り坂 速度注意』


森山トンネル。トンネルの長さは1730m。
坑口脇に見える小さな断面のトンネルは、非常時用の避難連絡坑です。
















『長い下り坂 速度注意』



『竹之沢(たけのさわ)トンネル 長さ770m』
『トンネル情報』


竹之沢トンネル。トンネルの長さは770m。







『横風注意』



『上り勾配 4.0% 速度注意』
『トンネル情報』


富沢ICに近づくにつれ、下り勾配から再び上り勾配へ…。


中央分離帯のワイヤーロープは、主に土工部区間を主として設置されており、トンネル内や橋梁部は従来型のラバーポール方式が用いられています。



『[1]  富沢 2km』



『峯(みね)トンネル 長さ510m』

峯トンネル。トンネルの長さは510m。











『本線料金所 1km先 富沢出口』
『横風注意』







『料金所 500m 速度落せ 富沢出口』

まもなく富沢本線料金所。



左路肩に情報板がありますが、現在は「試験中」となっています。おそらく富沢から先に延伸開通した際に運用を開始するものと思われます。



『[E52 中部横断道] 富沢本線料金所』

中部横断道 富沢本線料金所。
当料金所で、ここまで走行してきたNEXCO(有料)区間分の通行料金を精算します。

 [1] 富沢インターチェンジ 



 
出口
EXIT

◆国道52号 Route152

 南部町 方面
 Nanbu

 韮崎 身延 方面
 Nirasaki Minobu



『←[1] 富沢 出口』

富沢IC出口は本線料金所を出てすぐ。

富沢ICから先は現在事業中(未開通)となっており、現時点での終点ICになります。



『←[1] 富沢 出口』

富沢ICから先、甲府方面・六郷ICまでは国交省が整備管理を行う新直轄(無料)区間です。

なお、今回の新清水JCT-富沢ICの開通と合わせて甲府側の六郷IC-下部温泉早川IC間も同時に開通。これにより下部温泉早川ICから中央道双葉JCT間が直結となりました。

残りの未開通区間である、富沢IC-下部温泉早川IC間は、当初2019年度内の開通予定としていましたが、トンネル工事が想定より難航しているとのことで2020年度末に延期となる見通しが発表されています。

富沢IC終端部分では、バリケードで塞がれた先に延伸を想定した舗装やカバーが施された案内標識等の道路付属物の姿も確認できました。

この先の工事も引き続き安全第一で無事に開通を迎えられることを願うばかりです。



『→出口』

富沢IC。国道52号と接続しています。

今後、六郷・甲府方面へ延伸した際には信号機付きの平面交差点式のランプウェイとなるようです。

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